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万世橋駅遺構公開中

中央線の快速電車が神田を出てお茶の水へと向かう途中、交通博物館付近を通過する辺りの線路の脇にプラットホームの様な構造物が有る事に気付かれた方はどのくらいおられるだろうか。実はこれ、且つてこの場所に有った甲武鉄道(現在の中央線)の始発駅、『万世橋駅』の遺構なのだ。

かつて存在したこの万世橋駅跡にあるのが、かの有名な『交通博物館』。昭和11年の開館以来多くの鉄道好き、乗り物好きの子供達の憧れの場所だったわけで、私もその1人でした。社会人となってからも一部展示資料の再利用に関するお手伝いという形で係わらせてもらったこの施設が、さいたま新都心への移設に伴って本年の5月を最後に閉館する事になり、今、建物の奥にひっそりと眠るかつての万世橋駅の遺構が期間限定で公開されています。

駅の遺構とはいっても辰野金吾の設計に拠る重厚な駅舎は関東大震災で既に焼失しているので、倉庫として使われていたという駅脇のレンガ積みガード下空間、プラットホームの遺構とホームに上がる通路など一部分が残されているだけなのですが、第二次大戦の戦火をくぐり抜けて来たにもかかわらず思いの外綺麗に保存されており、50年間の時が止まっているかの様な風情はなかなか見応えが有ります。また新幹線やSLの先頭部、渡り廊下や屋外展示物等々色々な物が取り付いているので分かりにくいのですが。改めて眺めてみると博物館の建物自体シンプルな「バウハウス様式」である事が確認できます。

きらびやかでけばけばしく、現代のオタク達に支持される「アキバ」に隣接する事僅か数百メートル、かつての乗り物オタク少年の憧れ『交通博物館』は静かに役目を終わろうとしています。

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「建築・インテリア」カテゴリの記事

Comments

とうとう交通博物館の移転が近づいたんですね。1年前は川を挟んですぐ近くで働いてましたが、一度も入った事がありません。今もそれほど遠くないので、是非一度行っておこうと思います。

Posted by: 部員 | April 16, 2006 at 11:06 PM

こんにちは。
部員さんの職場は秋葉原近辺なのですか?。
私もかつて秋葉原へ通勤していた事が有るのですが、街も当時とは随分様変わりしてしまいました。
変わらないのはガード下の電脳カスバ、登山用品のニッピン、そして交通博物館くらいでしょうか。駅前の再開発などで街が発展するのは嬉しい反面、歴史の有る施設が移転によって消えて行くのは寂しい気もします。
博物館の営業と駅遺構の公開は5月中旬までらしいので(遺構自体は保存されるとの事)早めに行かれたほうが良いかもしれません。


Posted by: ヨシヲ | April 18, 2006 at 02:06 AM

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