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イタリア文化会館:春爛漫

先日九段のイタリア文化会館を巡って巻起こっている景観論争について書きましたが、実のところ現物に関しては、以前現地を訪れた際に内堀通り側から見上げただけでした。
一昨日桜を見ようと千鳥が淵に出かけた際、千鳥が淵側からこの建物を眺めて印象を新たにしてきました。
この建物、眺める場所によって印象が大きく異なります。

内堀通り側の、それこそローマ遺跡のような威圧的な様子とはまったく異なり、千鳥が淵側はべんがら格子をイメージさせる端正でやさしい表情を見せています。その表情を満開の桜越しに眺めていると景観に合わないどころか「この色、この形しかあり得ない」という感じさえしてきます。思うに建築家は満開の桜に囲まれた艶やかな春の様子が見えていたのではないか。
花鳥風月、王朝文化や伝統建築への深い理解が感じられるのです。見えていなかったのは我々日本人の方でした。

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またまた余談ですが、
のどかな田園地帯に突如出現して景観を台無しにする一部の商業施設やアミューズメント施設。趣味の悪い広告看板。
本当のところ景観を論じなければならないのは都会ではなく、地方や近郊ではないかと思うのです。


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「建築・インテリア」カテゴリの記事

Comments

イタリアの建築は多くは堂々としたデザインです。コレを私はまだ見ていないが、おそらくヨシヲさんの言うとおりなのでしょう。
近くのビルのオフィース内に赤色が反射するほうが問題なのかな?

Posted by: shimo | March 30, 2006 at 07:03 AM

実際赤色が映り込むらしいです。
確かに周囲の住民からすれば苦情を言いたくなる気持ちも解らないではないんですが、こういう問題は感性の違いに影響される部分も多いと思う。本当は建物や屋外看板の色彩に関して有る程度の基準は必要だと思うのですが現状は野放し状態。個々の美意識にお任せというのは問題です。
それはそれとしてこの建物だけが問題視されるのは公共建築だからと言うだけなのか。他の場所なら許されるのか等々、都知事や環境大臣の考えにやや疑問も残ります。

Posted by: ヨシヲ | March 31, 2006 at 03:10 AM

昨日これを見てきたが、なかなか地味でリッパな建造物でした。周りの普通のビルがかすんでしまうほど良い感じ。もしかして半分ぐらいはヒガミ?
何がどういけないのか、サッパリわからなくなった。
色彩の彩度を落とさなきゃならないのか、なにか基準が必要でしょう。ま黄色で恥ずかしいぐらい品のない建築だってありますから。

Posted by: shimo | March 31, 2006 at 07:04 PM

shimoさんもそう思いましたか〜
確かに彩度をもう少し落とすと印象が変わるかもしれない。ただちょっと重苦しい感じになりそうです。
それにしても日本の神社仏閣も朱塗りの建物が多いのに何故槍玉に上げられるのか?。皇居に面しているから?靖国神社より目立つ建物は駄目?な〜んて穿った見方もしたくもなりますが実際には他の建物よりセンスが良いのが皮肉です。

Posted by: ヨシヲ | April 02, 2006 at 02:03 AM

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