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January 2006

デジャビュ?

あれ〜最近何処かで見た様な??
ライブドアの堀江“元”社長が逮捕された後、先の衆議院選挙でホリエモンを弟だの息子だのと持ち上げた自民党の責任を野党から突っ込まれた事に対する武部幹事長や竹中大臣、小泉首相の言い訳が構造計算書偽装事件で国会に呼び出された関係者達の証言にそっくりではないか。さしずめ姉歯の役はホリエモンと言ったところだろうか。
“経済界に新風を巻き起こした革命児”“新自由主義のイメージリーダー”であるかの様に祭り上げ、都合が悪くなれば「あんな悪い事をする人間とは思わなかった」「選挙と犯罪とは関係ない」「野党も声を掛けたでは無いか」と切り捨てる。
一方の姉歯事件では“都合良く経済設計をしてくれる先生”“優秀な構造設計家”とおだてた挙げ句、偽造が発覚すれば関係者誰もが「あんな悪い事をする人間とは思わなかった」「確認審査機関が悪い」「ゼネコンが悪い」「売り主が悪い」と罪を擦りあう。

姉歯事件に関しては以前も書いたが「自分達は偽造に関与していない」「偽造は知らなかった」「偽造までしろと言った覚えは無い」という関係者の言い分は、多分その通りだろうと思っている。分業化が明確な建築の世界は、責任も分担するシステムになっており、お互いの職分には介入しないのがルールだからだ。意匠設計事務所の所長をつかまえて工事監理責任について何と心得ておるのか!!と怒鳴ったところで、正論ではあっても、実質マト外れもいいところなのだ。しかしだからといって彼等に責任が無い訳では勿論無い。建築は様々な要素、工夫、システムを介して地面の上に立っているのであって“一生の買い物”とは言え専門家ではない一般の人達に潜在的な瑕疵まで見つけることは不可能。ネット世界で時たま見られる『自己責任論』などナンセンス以外の何ものでも無いのだけれど、今回の事件で大損害を被ったライブドアの一般株主も同じだろうと思う。だからこそ作り手は、そして売り主は、商品である建築物の品質に最大限の注意を払う義務が有る。瑕疵担保は無過失責任なのです。
前回の選挙で人気者ホリエモンを担ぎ出し、軽薄な選挙を闘った自民党の関係者達もまた、無過失の責任を負うべきではないだろうか。

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崖っぷちへの逆戻り?

そもそも金融や株式の仕組みは良く知らないし、証券取引法や商法と言った法律にも疎い。一方ライブドア社に関する悪評は以前から良く知られる通りなので、強制捜査のニュースを聞いても「あ〜やっぱり」程度の感想だったのだが、さすがに今回のスピード逮捕には目を見張った。
地検としては人1人亡くなっている事でも有り、事件の背後に広がる闇に一刻も早く到達する為に事を急いだのかも知れない。小菅拘置所への拘置に際しては、素っ裸にされて全身くまなく調べられた上この寒空の下、暖房も無い部屋にぶち込まれるとか。正に人生崖っぷちの日々、と言ったところだろうか。

宗教学者の中沢新一氏の著書に拠ると、英語で資本主義を意味するキャピタリズムの「キャピタ」とは「先っぽ」という意味だとか。つい先頃、とんがったロケットに乗り込んではしゃいでいた「先っぽの申し子」が、てっぺんに辿り着く前にオンザエッジ(崖っぷち)からころげおちて護送車のお世話になるとは何とも皮肉。ホリエモンがTVのインタビューに答えて「お金は公平」「お金を馬鹿にしてはいけない」と言う様な主旨の受け答えをする姿を何度も見たが、(実体を伴わない数値としての)お金の、その数値としての公平性、厳格さ、力学といった魅力に目を奪われるあまり、それらに附随する情念や感情、魂といったどろどろした部分に対する配慮が何時の間にかごっそり抜け落ちてしまっていたのではないか。「宇宙旅行をしたい」「世界平和に貢献したい」そんな無邪気さと錬金術師的いかがわしさが同居している姿が、信者と言ってもよい程の信奉者を作り出している原因の一つであろうとは思う。しかし、別段人気占い師の片棒を担ぐ訳では無いが、その無邪気さこそがまさに落とし穴だったのではないか、という感じがしています。
今回の逮捕を切っ掛けに例によってライブドア社の社内事情に関するマスコミの暴露合戦が始まったが、何でも隣の社員同士でも会話せずメールでやり取りするとか、本当ならかなり異様な光景だ。そんな現実離れした現実が、彼等の泡の様な実体を象徴している様な気がしてならない。

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大寒〜雪の日

一昨日は大寒、暦上は寒さの底を脱した事になる。
と言う訳で昨日は雪。
滅多に雪が積もらない千葉市内でも、久しぶりの本格的な降雪となりました。
東京都内では9センチとのことだがこの辺りでは実測10〜15センチ、しっかりと積もったことになります。
イイ歳して雪降りとなると居ても立っても居られなくなる質で、前回積もった時には公園でクロカンスキーイング。本日は湿雪でずぶぬれになりながらの雪中ウォーキング(笑。

見なれた町がすっぽりと薄雪に覆われる、風流な「江戸の雪」です。
南風往還

060121_snowy_day


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証人喚問の印象

改めて言うまでも無いが本日は「防災の日」正式には防災とボランティアの日と呼ぶらしい。幸いにも激震の直接の体験者ではない自分達にとっても、あの朝の緊迫感と寒さはいまだに忘れられないものだ。
先日TVで報道されていたマンションの耐震実験の映像には目を見張った。70年代の耐震基準で再現された実物大の建築物が教科書通りに破壊されてしまう。再現された震度が「7」に届かない「6強」というのも背筋が薄ら寒くなる。
で本日の国会証人喚問、事実上の黙秘を通したヒューザー社の小嶋社長だ。『刑事訴追の恐れが有りますので発言を控えさせて頂きます』の一言で国会を無力化してしまった。パニックに陥って野次る事しか出来ない議員達が滑稽にすら見えてしまう。次期総裁候補も含め何人かの政治家の名前が出て来たが、その人物達が一連の疑惑にどう係わったのか、その事にどんな意味が有るのかについては結局解らず仕舞い。唯一の救いは、自分自身の発言に対する確認の質問まで拒否しようとした軽率な行動に『ダメです!』と一喝した共産党の議員の発言くらいだろうか。そもそも急速に業績を伸ばした会社ならば政治家との係わりが多少ならず存在するのは珍しくも無かろう、しかし、彼と彼の補佐人(弁護士?)が頑な態度を取れば取る程、我々の無力感と憶測が膨らむ事までは予測が着かないらしい。いずれにせよ国会証人喚問の意義が改めて問い直される茶番劇、という印象を受けた。

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小春日和

昨日はぽかぽかとした小春日和、否、小春日和というより「春」そのもののような感じ。西洋的にはインディアンサマーと言うのでしょうか?本格的な冬の到来直前に訪れる春めいた陽気をそのように呼ぶそうです。
ただ、大寒波にさらされ続けて久しい今冬の日本列島に当て嵌まるかどうかは解りません。

久しぶりに美浜のシーサイド15Kのジョグ。来週参加する「千葉マリンマラソン」の予行演習、コースの一部です。海岸沿いの公園や岸壁は何処もかしこもぽかぽか陽気に誘われて散歩やジョグを楽しむ人で一杯でした。
あぁ何て平和な風景・・

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小停電の午後に・・

夕方停電があった。TV等を見ても報道されていないのでどうやら私の住む地域だけだったらしい。
時間にして30分程度だが、夕方周囲が次第に暗くなっていくなかバッテリー駆動以外の一切の電気製品、暖房器具が使えなくなり、何が原因で何時まで続くのか情報が全く入ってこない状況は何とも不安だが同時に非日常の驚きが有る。外を見ると既に日が落ちているのに家の灯りも無く、良く見ると懐中電灯の小さな光が瞬いているのが見える。
停電を体験したのは本当に久しぶり。月並みな表現かもしれないが、いかに自分が電気に頼った生活を送っているかが良くわかる。日が落ちて部屋がすっかり暗くなった頃、ポッと明かりが復旧してホッと胸をなでおろした。
大雪の為に各地で頻繁に停電が起きているとか、各地の発電所、送電設備を保守、管理する人達の苦労も絶えない事だろう。雪の無い南関東も無縁ではないのかも知れない。

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訃報:三浦敬三氏

101才の現役スキーヤーとして有名であった三浦敬三氏が亡くなられたそうだ。
日本における山岳スキー史の生き証人であり、良く知られている通り息子で冒険家の雄一郎、孫で長野オリンピック代表の雄大と親子三代にわたるスキー一家の長老である。何故この年令までしなやかな身体能力を保つ事が出来るのか、スキーヤーとしての仕事とは別に医学的見地からTVの科学番組に登場したりしていた。記憶が曖昧だが奥方を亡くされ生活の一切を自らこなしながら軽いトレーニングを続けられていたように思う。
そんな氏に対して、我々より上世代のベテランスキー愛好家の皆さんは親しみを込めて「敬三さん」と呼ぶ。あと10、20年と現役を続け人類の限界に挑戦して頂きたかったところだがまあ仕方あるまい、スキー場での転倒事故がもとで多臓器不全をおこして亡くなられたとの事、文字通りスキーに生きスキーに死す。お冥福をお祈りします。

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小寒

暦の上では本日、小寒から2月初旬の立春までが一年で最も寒い季節とのこと。とは言え近年稀に見る大雪に見舞われている地方ではもう既に「大寒」かもしれません。

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里見八犬伝:ハレの日に闘いを見る事

若手お笑いタレントが大挙登場する脳天気な芸能番組や新年早々感動の各種スポーツ中継、TV欄を覗いただけで見る気が失せる長〜いドラマ等々、正月のTVを彩る様々な番組のなかで、実は楽しみにしていた番組の一つが『里見八犬伝』。昨年のNHK大河で主役を張っていた「タッキー」が主演と言う事で重厚な歴史劇か?と一瞬期待も膨らむのですが、そこはそれ、なんと言っても『南総里見八犬伝』、重厚である筈も無かろうという事で過度な期待もせず見始めたのですが、これがどうしてあに図らんやなかなか面白い。
関東公方足利家と関東管領上杉家の骨肉の争いを軸に、守護大名や諸豪族が翻弄されまくった関東の戦国時代。後に登場する織豊、徳川といった天下人の物語りの様にドラマや小説の題材として何度となく取り上げられる事もなく、どちらかと言えばマニアックな室町時代の関八州を舞台にした歴史冒険ファンタジーは、戦国の記憶がより身近であったであろう江戸の人達にとって、血沸き肉踊る“現代劇”であったに違い無い。

とは言えお話自体は荒唐無稽の極み、フィクションである事は間違い無いのだが、里見、千葉、馬加、豊島、足利、扇谷(上杉)といった歴史上の実在人物が配されている事で妙なリアル感が有る。(実際房総の山中には「伏姫が隠った洞窟」などという名所旧跡が存在する)
加えて滝沢馬琴による原作を読んだ事も無く、NHKの人形劇も、薬師丸ひろ子が主演していた角川映画も勿論それ以前のモノクロ映画も見ていないので先入観が無いぶん面白く感じられたのも事実。登場人物の善悪、性格を色彩で表現したワダ・エミの衣装デザインも洒落ていて、日本離れした雄大な風景や(中国ロケだから当然だが)テレビゲームばりの戦闘シーンも普通なら噴飯モノだが、ファンタジー故楽しんで見ていられたのでした。一方原作とは異なるのかも知れないが復讐の為に怨霊と化した玉梓にも救いを残した結末は現代的解釈としてもそれなりに感銘を受けた。このドラマを機に関東の戦国時代について興味を持つ人が出てくると面白い。

それにしても大晦日の紅白歌“合戦”、格闘技に始まり、新年の駅伝、アスリートの力比べ、八犬伝、函館戦争、戦国絵巻、芸人達の智恵比べetcと、古今東西人類は、何故ハレの日に「闘い」を見たくなるのでしょうか??。

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行きし年、来たるとし

明けましておめでとうございます。

拙頁も開設一周年を過ぎ一万回以上のアクセスを頂戴しました(勿論自分の分も含めてですが)これからも気まま且つ気のむくままに書いて行くつもりでいます。

10年を超える不況を脱して日本経済は安定成長に向かいつつ有ると聞く。確かに仕事を通じてそれを感じる瞬間が無い訳では無いが、一部ではミニバブルとまで言われている昨年の日本経済も実際には大都市に限った現象であり、また不況を乗り切った企業の努力、加えて勤労者の犠牲の上に成り立っている事を忘れてはならないだろう。昨年は自らの仕事環境も激しく変化し、現在もなを安定には程遠い、自分にとっても今年は将来設計の正否を決める岐路となる年と、静かに気を引き締めています。

年末は弟夫婦、姪と共に富士山麓のスキー場へ。ぽかぽかとした好天に恵まれたゲレンデはファミリーやグループで溢れ、最近のスキー場では珍しい程の大混雑。子供らしく開脚パラレル(本人はボーゲンのつもり)で突っ走る姪っ子をハラハラしながら追いかける一日でした。

年明けて元旦は地元の神社へ初もうで、市内の初日の出スポットへと出かけたものの肝心の東の空にはどんよりと雲がたれ込めており今年の初日の出は空振り。昨日までの関東平野は抜ける様な青空が続いていたのにまったく皮肉な空模様。しかし、低気圧が日本の南岸を通過したと言う事は冬型の気圧配置が弛んだと言う事であり、大雪に見舞われていた地域では穏やかな正月を迎えられたのではないでしょうか。

気楽な時間はあっという間に過ぎて日常生活はもう目の前、さあ頑張って参りましょうか。
本年もよろしくお願い致します。

0512_Fuji


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