« "おば様方、波田陽区を斬る"に反応してみる。 | Main | 軽すぎる男、安倍チャン »

談合していました!米沢編

やや専門的な話で恐縮ですが、ネットで見つけた気になるニュースを一席。
山形県米沢市での公共建築工事に関わる競争入札の顛末です。

米沢市発注の「米沢市座の文化伝承館」の土蔵改修工事をめぐり、同市は入札参加業者が入札会で談合を「自己申告」したため入札を中止した。
市契約検査課によると、7日に市内の建築業者16社が参加して、入札会を開催。市総務部長が入札書を開封し最低金額を読み上げたところ、1社が異議を申し立てた。この業者は「今回は自分が落札する順番だった。ルール違反だ」と主張。同課職員が「談合しているのか」と確かめると、「そうです」と認めた。会場にいた他の15業者と同課職員は、あぜんとしていたという。

何をトチ狂ったか突然のカミングアウトに
あっけに取られて放心する他社担当者達の顔が目に浮かぶ。
NHKの大河ドラマなら間違い無く雷鳴が轟くシーンでしょう。

建築や土木、あるいは一部の製造業なども含め、係わった経験の有る人は、規模、金額の大小はあれ、多少なりとも談合まがい行為の一端に触れた経験を持つ人は少なく無いと思う。私自身も建築業界や広告宣伝界の一端に係わる世界を渡り歩いて来たが、やはり会社に拠っては談合まがい行為が日常業務と化していた職場が有った事も事実である。
実際のところ事情は千差万別ではあろうが、多くの競争相手が存在する競争入札を小さな会社がクリアし勝ち残って行くのは大きなエネルギーが必要。ましてや少ないパイを奪い合う現在の建築業界にとって事態は深刻なのである。

故に随意契約が期待出来ない一般的な工事では必要悪として認められ、舞台裏では公然と行われているケースが少なく無い、と言うのが実情だろう。
勿論、だからと行って談合をして良いわけは無い。
国や自治体に経済的損失を与え、企業自身の活力を奪い、しいては納税者に損害を与えるものだ。

それにしても罰則もあり(名目上は)秘密裏に行われるはずの不正行為なのに、なぜこのような事態と成ってしまったのか。

1、担当者が会社の指示でやむを得ず談合を行ったものの、罪の意識に耐えきれなくなり、入札発表会でぶちまけてしまった。

2、苦労して同業者を取りまとめ、やっとの思いで入札に臨んだのに、談合破りを喰らって怒り心頭我を忘れてしまった。

3、そもそも同市の業界は談合が常態化していて「違法」意識が欠如しており、言い出した本人が「エッ?僕なんか変な事言った?」という状態だった。

可能性としては、2>3>1といったところかな?
業界全体のモラルの向上が重要だが、それだけで済む問題でも無い。
行政省庁は、談合の温床と成りかねない「指名競争入札」から、オープン参加の「一般競争入札」への移行。競争入札にかかる無駄な経費を節減する「電子入札」の促進といった政策を行っているようだが、電網情報化が進んだ現代社会。これだけではたして追い付くのか、やや疑問を感じてしまいます。

|

« "おば様方、波田陽区を斬る"に反応してみる。 | Main | 軽すぎる男、安倍チャン »

「ニュース」カテゴリの記事

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53409/2587090

Listed below are links to weblogs that reference 談合していました!米沢編:

« "おば様方、波田陽区を斬る"に反応してみる。 | Main | 軽すぎる男、安倍チャン »