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趙紫陽氏葬儀のニュース

時事ネタです。
元中国共産党総書記、趙紫陽氏が17日に亡くなったというニュースは皆さん御存じかと思う。一昨日、氏の葬儀が行われたというニュースを耳にした。葬儀は厳戒体制の下に行われ、招待状を持たない者は参列どころか献花さえ出来なかったそうである。

あの天安門事件から16年の年月が経っているのかと改めて思う。ベルリンの壁崩壊に始まった民主主義化の波は遂に東アジアを洗う事は無かった訳だが、その後の中国が外側に敵を作り出す事に拠って大衆の爆発を押さえ、共産党独裁という歪な状態のまま資本主義という飴を国民に与え続けた結果、並の資本主義国よりも過激な資本主義大国になってしまったのは皮肉な事である。
一方で天安門事件の責任を取らされて失脚した後16年もの間、趙氏が軟禁同然の状態に置かれ続けていた事を知り、亡くなった後も名誉回復どころか彼を慕う人達によって送られる事さえ許されなかったというのでは、何ともせつなくなってしまう。人物の度量は顔に表れる。仮にも一度は総書記となった人、中国のゴルバチョフになったかもしれないこの穏やかな表情をたたえた人物に対するこの仕打ちはなにか!と。

あくまで私見だが、日本が戦争の精算という果てし無きスパイラルから抜け出して常任理事国でもなんでも良いのだが尊敬されるアジアの代表となる為には、ヨーロッパの国々のように東アジアの共同体を創設し日本もその一員となるしかないのでは?と感じている。もっとも中国の人権抑圧、他国、地域への干渉という現状を見てみれば(勿論北朝鮮の存在も含めて)悲観的にならざるを得ない、というか4000年の朝貢の歴史を考えるまでもなく先ず不可能だろうとは思う。もっとも日本人にもそれだけの度量はないだろうが。。。

【追記】
その後の報道を見ると現胡錦涛首脳部も葬儀に全国政治協商会議主席なる要人を出席させたり、評価の一部修正を試みる等、趙氏支持派や国際世論に対する一定の配慮をみせはじめているようだが、これが本当ならばまだまだ民主主義大国への道のりは遠い様だ。

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